AT限定解除日記(2)

平成24年1月13日 3限目】

 また昨日と同じ指導員だったらイヤだなあと思っていると、やってきたのはメガネをかけた気さくな雰囲気の指導員A氏。年格好が隣家のご主人に似ている。

 今日もワタシはとーぜん挨拶からだ。
「はじめまして、宜しくお願いします! (^_^)

 A氏は、戸惑いながら挨拶を返す。
 ・・・なぜ、戸惑うぅ?
 昨日の指導員K氏といい、教習前に挨拶をしないのは普通なのか。教習所の常識は世間の非常識か?

 とにかく、昨日に続き本日も2時間連続教習だ。

(当時作成した、暗記用のメモ書きをそのままココにペーストする。以下紫字。)

【座席についたら】
シート位置を調整。左足でクラッチを全部踏み込んだ時に、体が前に移動してはダメ。かなり前方になる。

【エンジン始動→発進】
●シフトレバーをニュートラルに。クラッチとブレーキをしっかり踏み込んだことを確認して、キーを回す。
クラッチは思ったよりも深く動くため、しっかり踏み込むこと。踏めていないとシフトレバーが動かない。
●ローギアにシフトチェンジ、サイドブレーキ解除。
 「クラッチ、ローギア、サイドブレーキ(解除)」。
●進路しつこく確認。
●右足をアクセルに踏み替え、1,500回転あたりで維持したところで左足のクラッチをヒザから動かしゆっくり離す→やや踏み返して「半クラ」状態で発進。
かなりゆっくりした動作で。慌ててクラッチを離すとエンストする。


※あーめんどくさ。今のワタシは、自分がどんなふうに発進してるか書けと言われたら戸惑ってしまう。すでに考える前に体が動いているからだ。 しかし教習所では、これらの「お作法」をキッチリ順番にやらないと厳しくダメ出しされるのよ・・・プレッシャーが増すばかりだわね。


 A指導員は、
 「今日はコースを走りましょう。だいたい覚えてますか?」

 え。覚えてこいだなんて、聞いてないよ。

「きのうの指導員さんは、『コースは明日やるから覚えなくていいです』と言ってましたよ。」
 とワタシは答えた。ホントですって。


 こんなことはもう一つあって、

「クランク、昨日やりましたよね?」
 やってないって。

「でも、やったって書いてありますよ。」
 S字だけだって、やったのは。


〈方向転換〉
 要はバック駐車→反対方向に発進、だ。
 教習車のクラウンコンフォートがデカいとは全然感じていないのだが(たぶんレガシィのほうが長い)、左足の半クラッチに気を取られているのと、前方着座のため右足に力が入りついアクセルを噴かしその音にビビり、まるで思うようにいかない。

「ハンドル操作、わかってます?」
 まあまあわかってると思っとるんだけどなあ。

「普段あんまり運転してないですよね?」
 いえいえ、2日に一度は運転してますが。家の車庫スペースは上り坂のバック駐車だし、スーパーなどでも後ろ向きに普通に停めますが(-_-;)。

 昨日のK氏といいこのA氏といい・・・このへんが、経験不足・若いってコトなんだろか。ワタシが何故うまくできないのか、何に困っているのか、理由がわかっていないように感じた。

 教習生が上から目線でモノ申すのもナンだが、指導のポイントがズレてる指導員に教えてもらってて上手になれるのかなあと不安がよぎったのはホントのことだ。


 なんだかんだ言われながら、黄色のヒラヒラやプラプラのついてる(笑)指定場所にて、方向変換のため駐車。
 けっきょくワタシは片側に寄っちゃったのよ。
 
「これで出られると思う? 幅寄せしてください。」
 いや、出られると思います。

 ・・・とにかく言う通りにしよしよ。
 えーと、前進するにはギアを切り替えてまた発進操作だな。

「まだ動かないで! ハンドル全部切ってから!」
 えー。
 停まった状態でハンドル切ったらタイヤすり減るやろ!って、亭主に怒られるんですウチは。

 でも、教習所ではこの「ハンドルの据え切り」が普通だったような気がする。20年前の記憶が蘇る。



縦列駐車
 免許取ってから今までの間、ほとんど必要がなかった縦列駐車。なので方法をすっかり忘れてしまった。A指導員に言われるがまま操作するが、初心者同然のレベルである。
 こんなとこで時間くってる場合じゃないのに。

 で。
 縦列は検定内容に含まれていないため、飛ばすことになった。(ガクッ。)


 なんていうかなあ、さっきの方向転換もそうなんだけど。

 AT車の運転を、「知ってる道を唄うたいながら歩くこと」だとしたら、今のワタシにとってのMT車運転は、「知ってる道なんだけどローラースケート履いて唄いながら滑ること」に近い。
 コケないことに必死で唄はめちゃくちゃになるし、道すら間違えてしまいそうになる。


 3限が終わった。時刻はお昼前だ。
 それなりの充実感があったので、この感覚が2限終了後に欲しかったなと感じた。

指導員A氏がワタシに、次の教習はいつかと問う。
「今日の午後からです。連続2時間になります。」

連続2時間を、2日連続で(規定は4時間)。 A氏は、うーんと唸った。
本来なら「3日目の教習」なのに正味は2日め。全然慣れていないからだろう。
「ちょっと、キツい取り方でしたね…。」

出来るだけ早く限定解除したいという希望と、イッキに教習受けた方がイケるとのわが亭主の判断であったが、ワタシのようなアレコレ考える頭でっかちのタイプには、ゆっくり理解しながら進めたほうがよかったのだろうか。自分でも、そう思う。

 昼休み中に家に帰って食事や仕事の連絡などをしてから、再び教習所に向かおうと思った。 次は4限めだ。


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